新型コロナ接触アプリ「COCOA」の停止が決定
河野太郎デジタル相が13日の閣議後記者会見で新型コロナ接触アプリの「COCOA(ココア)」の機能を停止する方針を発表しました。
こちらのページでは、このCOCOAの停止に関する情報について紹介していきます。
COCOAが停止に至る理由とは?
新型コロナ接触アプリの「COCOA」は、新型コロナウイルスの蔓延によって、開発・配信されたスマートフォン用のアプリケーションで、位置情報などから新型コロナウイルス感染症を発症した方との接触があったかの確認が可能です。
日本各地で開催されたイベント等でも、COCOAのインストールが必須であったりと利用している方も多いのではないでしょうか。
そんなCOCOAの機能が停止するという方針が発表された一番の理由となっているのが、岸田総理によって発表された全数把握の見直しです。
全数把握が見直されることによって重症リスクがある方や高齢者などに絞って全数の詳細な情報を把握するという方針となります。
これによって、軽症者などの情報は感染者数だけとなることで、どこで感染して、どこに足を運んだのかといったことが分からなくなってしまいます。
その結果、COCOAを使った感染者との接触を把握する必要が薄れたとして、COCOAの機能を停止する判断に至ったようです。
トラブルなども相次いだCOCOA
COCOAは新型コロナウイルスの感染者との接触を知ることができるアプリですが、感染者と接触しているのに接触したという通知がされないといったトラブルなども相次ぎました。
こうしたアプリは、コロナのような大きなパンデミックには非常に有効なものだとは考えられますが、今回のコロナ禍でどういった問題があって、どのように改善すればいいのか?といったことを総括しながら、次につなげる必要があるとも河野太郎氏は言います。
今後、COCOAのアプリからアンケートなども実施されるとのことで、アプリの削除はまだしないように呼びかけも行われています。
COCOAがなくなることで、より適切な予防や対策が重要に
新型コロナの感染者との接触を通知するCOCOAの機能が停止してしまうことで、今後は感染者と接触に気づくことができなくなってしまいます。
そのため、私たちは従来の予防を十分に行いながら、適切に対策を行っていくことが重要になると考えます。
検査キットや治療薬は個人でも簡単に手に入る
マスクや手洗いうがいなどの適切な予防は皆さんも行っていると思います。
しかし、それだけでなく感染したかの判断を行える検査キットを用意しておいたり、感染してしまった時のために治療薬を準備するようにしましょう。