水際対策の緩和と円安が相まって外国人観光客が増加。
新型コロナウイルス感染症の水際対策の見直しについて、2022年8月24日に岸田総理から発表がありました。
その水際対策の緩和が9月7日より開始されており、水際対策緩和後の初めての週末である9月10日、11日には、多くの外国人観光客が訪れました。
こちらのページでは、この水際対策の緩和によってどのような変化がみられたのかについて紹介していきます。
世界各国から日本を訪れた観光客
ANNの取材によると、イギリスやラトビアなどのヨーロッパ、サウジアラビアなどの中東諸国などから日本を訪れたという外国人観光客が多かったようです。
円安の影響も大きい
7日から始まった水際対策の緩和と共に、外国人観光客が増えた要因のひとつとなっているのが「円安」です。7日には1ドルあたり145円近くになるほど、円安は進みここまでの円安は24年ぶりで歴史的な円安となっています。
こうしたことを受けてショッピングを目的として日本を訪れる外国人観光客が増加しているのです。
円安が理由となって、母国で同じものを購入するより日本で購入した方が安いということもあり、ANNの取材でもブランド品や高級ウイスキーなど1万ドル(140万円相当)ものの買い物をしたという方もいたほどです。
根強いアニメ人気も要因のひとつに
ブランド品やお酒の他に、外国人から根強い人気を誇っているのがアニメです。
円安で安く購入できる今、日本でのみ販売されているようなアニメグッズやアニメのDVD、プラモデルなどを購入しに外国から訪れるアニメファンも少なくありません。
また、アニメの中で登場するようなクレーンゲームなどを遊ぶといった方も多かったようです。
こうしたことが要因となって、数多くの外国人の方が日本へと訪れていたのです。
外国人観光客が増加するメリットとは?
外国人観光客が増加することで、経済が回って私たちの生活が少し豊かになる可能性は十分にあります。
新型コロナの蔓延によって経済的にも大きなダメージを受け閉店に追い込まれてしまった小売店や飲食店も少なくありません。
今回のこのニュースで、閉店の危機を迎えていた小売店や飲食店などが息を吹き返して、正常な営業にこぎつけるようになればと思います。