日本で、新たに新型コロナイルスの新型の変異種が報告される

日本で、新たに新型コロナイルスの新型の変異種が報告される現在、日本では新型コロナウイルスのオミクロン株が猛威を振るっていますが、9月8日には新型コロナウイルスの新たな変異種が国内で見つかりました。

こちらのページでは、今回見つかった新たな新型コロナウイルスの変異種についてや、その対策などについて紹介していきます。

今回、発見された変異種はどんなもの?

8日に新たに国内で発見された変異種に関する情報はまだ何もありません。これは、今回世界で初めて発見された変異種であるため、この変異種が持つ感染力の強さや重症度の強さなどについては、完全に未知数となっており、国立感染症研究所は今後海外の研究機関などと協力しながら海外での感染状況や、変異種の持つ感染力の強さや重症度などに注視していくとのことです。

この変異種の感染力が非常に強かったり、重症度が高いとなるとオミクロン株に代わる新たな脅威となる可能性もあります。
ですが、こうしたウイルスの変異種については、世界各地でも数多く見つかっており、全ての変異種が今はやっているオミクロン株のように猛威を振るうというわけではありません。
新しい変異種が見つかっても増えることなく、そのまま自然に消えていく変異種も少なくありません。
そのため、今回見つかった変異種についても、どういったものなのかというのを注意深く見ていく必要があるわけです。

適切な予防と対策は依然として必要不可欠

では、こうして新しい変異種が見つかった時に、私たちができることはあるのでしょうか?
新しい変異種が見つかっても、私たちにできることは適切な予防と、感染後に備えた対策というのが基本となります。
予防のためにマスクの着用し、手洗いうがいや手指の消毒を徹底し、感染のリスクを最小限に抑えましょう。
その上で、万が一に感染したとき用に現在、日本でも処方されている「モルヌピラビル」や海外で処方されている「イベルメクチン」の他、自宅療養のための鎮痛解熱薬である「ロキソニン」や「カロナール」などを用意しておきましょう。
また、検査キットなども合わせて手に入れておくことで、感染確認や完治後の判断なども検査キットを用いることで容易になります。

治療薬などの入手法は?

基本的に、新型コロナウイルス感染症の治療薬は新型コロナに感染しなければ処方してもらうことはできません。
ですが、「個人輸入」と呼ばれる方法を代行するサービスを用いることによって、簡単に新型コロナウイルス感染症の治療薬や検査キットなどを手にすることができるようになっています。

ネットでお薬

これまでの変異種はどうだったのか?

今回、新たに日本でも新型コロナの変異種が見つかったというニュースがありますが、これまで登場した新型コロナウイルスの変異種はどういった特徴を持ったものだったのでしょうか?
ここからは、これまでに出た変異種の中でも、日本でも有名なデルタ株とオミクロン株の特徴について紹介していきます。

デルタ株

デルタ株はインドで初めて発見された変異種であり、現在流行しているオミクロン株の前に世界的に猛威を振るった変異種です。
オミクロン株が登場する前は、このデルタ株が最も感染力が強いとされています。どのぐらいの強さを持つかというと、従来型の新型コロナウイルスと比べて5倍以上も強いとされています。

日本国内でも、デルタ株の登場によって新規感染者のほぼ全員がこのデルタ株に置き換わったとされています。
また、デルタ株は従来型と比べて入院リスクや重症化リスク、死亡リスクが倍以上になっているという報告もあり、非常に危険な変異種という特徴を持っています。

オミクロン株

デルタ株以降に、世界的に流行したのがこのオミクロン株と呼ばれる変異種です。
オミクロン株と一口にいっても、オミクロン株の中でも50以上の変異があり、感染力もデルタ株よりも強いとされています。

実際に、オミクロン株が登場によって、アメリカでは新型コロナウイルスの新規感染者の7割がオミクロン株の感染となっており、3割以下のデルタ株の倍以上の割合を占めています。

オミクロン株は非常に強い感染力を持っていますが、重症度についてはWHO(世界保健機関)からも他の変異種と比べて重症化リスクが低いという見解が出されています。
そのため、他の変異種と比べると重症化リスクは低いが、感染力がとびぬけて高い変異種という特徴があります。

今後も新たな変異種があらわれ、流行する可能性はゼロではない

今回、日本で初めて見つかった新型コロナウイルスの変異種は、今後流行するかどうかは不明です。
また、今回のように新たな変異種が更に日本でも見つかるといった可能性は十分に考えられますし、そうして見つかった新たな変異種が世界的に流行してしまうなんて言う可能性もゼロではありません。

ですが、私たちにできるのは、今も昔も変わらず新型コロナウイルス感染症の予防対策のみです。
新しい変異種が見つかったとしても、その後どうなるかを気にしながらも、従来通り適切に予防、対策を行うことがやはり何よりも重要だと私は考えます。