6週連続で新型コロナの新規感染者数が世界一

日本が6週連続で世界一現在、世界で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症。その感染症の新規感染者数が6週連続で日本が世界一という結果となったことが、WHO(世界保健機関)の発表でわかりました。

こちらのページでは、WHOの発表をもとに世界でどのぐらい新規感染者数がいるのかランキング形式で紹介していきます。

初めに押さえておくべきポイント

WHOが新型コロナに関しての情報をまとめているダッシュボードでは、新規感染者数や死亡者数の過去24時間での件数や過去1週間での件数を確認することができます。
今回、6週連続日本が新規感染者数世界一になったのはこちらのデータを元にしています。

新規感染者が世界一となったのは、不名誉な事ではありますが、一部の国は検査方針の変更を行っており、それに伴って新規感染者数や死亡者数の件数が減少している可能性があります。
そのため、日本が現在世界一というのをキープしてはいますが、検査方針を変更した国の中には、実は日本よりも多くの方が新型コロナに感染している方や死亡者数が多いという可能性も十分にあるため、絶対的に日本の状況が悪いというわけではないということは押さえておくべきポイントとなっています。

9月5日時点での過去一週間の新規感染者数ランキングは?

6週連続世界一という不名誉な結果となっている現在ですが、日本以外の国では新規感染者数はどの程度となっているのでしょうか?
ここからは、実際に日本とそれ以外の国がどのぐらいの感染者数となっているのかを紹介していきます。

WHOのデータを元に新規感染者数を上位5位まで調べた結果がこちら

順位 国名 新規感染者数
1位 日本 1,108,860
2位 韓国 614,440
3位 アメリカ 592,103
4位 ロシア 317,709
5位 中国 221,944

世界一となった日本は二番目に多い韓国と比べて2倍近い人数の新規感染者数を計上しています。
日本と韓国で倍近い数が違っているだけでなく、アメリカとロシアの間でも30万人ほどの違いがあります。

しかし、これまでの新規感染者数の総数でみると

順位 国名 新規感染者数
1位 アメリカ 93,332,054
2位 韓国 23,417,425
3位 ロシア 19,629,682
4位 日本 19,092,657
5位 中国 6,477,468

という状態です。

総数で見た場合、日本は他の国と比べてまだ少ないことがわかります。
しかし、今後も変わらず日本の新規感染者数が高い状態が続けば、ロシアを超えて3位にまで上がる可能性はあります。

死亡者数は日本は2番目に多い

新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は日本がダントツで多い結果となっていますが、死亡者数に関しては、日本は2番目となっています。

過去7日の死亡者数の集計結果は

順位 国名 新規感染者数
1位 アメリカ 3,514
2位 日本 2,001
3位 ブラジル 889
4位 ロシア 622
5位 イタリア 536

という結果になっています。

死亡者は日本はアメリカに次いで2番目に多い結果となっています。
死亡者数は2,000人以上と、アメリカよりも1,500人近く少ないですが、ブラジルの2倍以上という結果となっています。

しかし、死亡者のトータルで見ると

順位 国名 新規感染者数
1位 アメリカ 1,035,674
2位 ブラジル 683,965
3位 インド 527,932
4位 ロシア 384,532
5位 メキシコ 329,390
27位 日本 40,198

という結果となっています。

日本は1週間当たりの死亡者数は世界で2番目となっていますが、総数でみると4万人程となっています。これはアメリカの103万人と比べると、非常に低い数値となっていますし、他の上位の国と比べても10倍近い数の違いがあります。

そのため、まだまだ日本はコロナでの死者数はそこまで多くないと言えます。

新規感染者数や死亡者数が多いけど総数はまだ高くない

WHOのダッシュボードを見ると、直近1週間では日本は新規感染者数や死亡者数は多い状態が続いています。
しかしながら、総数で見てみると新規感染者数は上位10か国にはいるものの、死亡者数に関しては非常に低い数字となっています。

新規感染者数と死亡者数ともに高い数字を維持していますが、適切な予防を心がけるだけでも感染の予防に繋がります。
強い感染力を持つオミクロン株によって感染者数は増加していますが、症状自体は軽くなっている傾向があるため、感染しても怖くないと考えるのではなく感染しないようにすることが肝心です。
これは、症状が軽症で済むケースが増加しているものの、以前として死に至ってしまうリスク自体は残っているためです。
また、感染してしまえば後遺症のリスク自体も付きまといます。後遺症の発症率自体も10%程度となっており、10人に1人は発症する形ですし、酷い場合だと後遺症が原因で働くこともできないほどの状態に陥ってしまいます。

自身は大丈夫と考えるのではなく、新規感染者数は世界的に見ても日本は多いと改めて認識して予防をしていくことが重要だと私は考えます。