オミクロン株に対応したワクチンがアメリカで緊急使用を申請
新型コロナウイルス感染症は登場した当初から現在に至るまで、ずっと同じものが広がっているわけではありません。
登場から現在に至るまでの間にデルタ株やオミクロン株などさまざまな変異種が登場しています。特に現在では非常に感染力が強いとされているオミクロン株によって、日本でも爆発的な感染者数の増大を記録しています。
そんな中、アメリカではこのオミクロン株に対応したワクチンの開発が進み、現在緊急使用の申請が行われています。
こちらのページでは、そんなオミクロン株に対応したワクチンについてや、緊急使用の申請が通った場合にどうなるかについて紹介していきます。
今回申請が行われているオミクロン株対応ワクチンとは?
今回、アメリカで緊急使用の申請が行われているワクチンは、オミクロン株である「BA.4」及び「BA.5」に対応したワクチンとのことです。
こちらのワクチンには、従来の新型コロナウイルス感染症に対する効果を持った成分と、オミクロン株である「BA.4」と「BA.5」に対して効果を発揮する成分のふたつを配合した「2価ワクチン」と呼ばれる種類のものになります。
今回申請が行われているワクチンと同様に、複数の作用を持つワクチンとしては「HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン」に2価ワクチンや4価ワクチン、そして9価ワクチンと非常に多くの種類のHPV感染症に対応したワクチンなどがあります。
こうした複数の種類に対して効果を発揮するワクチンは、一度の接種で複数種のウイルスに対して効果が期待できるため効果が高く手間がかからないというメリットがあります。
臨床試験は8月中に開始予定となっている
現在、アメリカで申請されている新型コロナウイルス感染症の2価ワクチンですが、これの申請が通ればワクチン接種によって、更に感染の広がりを抑えるといったことが可能となることが考えられます。
そうなると、当然日本でも同じ2価ワクチンが主流となっていくことは、十分に考えられるわけです。
しかし、ひとつだけ懸念点があります。それが、臨床試験がまだ開始もされていないということ。
そのため、臨床試験の結果によっては申請が下りない、下りても途中で使用が中止になるという可能性もゼロではありません。
2価ワクチンによって高まる期待
現在、アメリカでは新型コロナウイルス感染症への感染者数は1日で約10万人となっており、その90%以上がオミクロン株である「BA.5」に感染したとされています。
今回の2価ワクチンはこの「BA.5」に対しても感染予防効果が期待できるため、ワクチンの使用によって感染者数が大幅に減少するのではないかと考えられます。
もちろん、ワクチンを接種したからといって、完全に新型コロナウイルス感染症への感染を防げるというわけではありません。しかしながら、重症化のリスクを抑えてるという点でも役立つため、適切にワクチンの接種をして予防していくことが大切です。
重症化リスクは誰しもがゼロではない
新型コロナウイルス感染症に感染しても、症状が軽く済むというケースは少なくないことが油断に繋がり感染してしまうケースは珍しくありません。
「コロナなんてただの風邪だと思っていたら、地獄を見た」といったような意見が多数出ていることからも、そうした考えを持っている方が少なくないというのも頷けます。
しかし、重症化してしまえば死のリスクがある上に、軽症でも味覚障害や嗅覚障害、頭髪の以上な脱毛など大変な後遺症に数ヶ月にわたって悩まされているなんていう方も少なくありません。
そのため、予防などの適切な対策は非常に重要ですし、万が一感染した場合にも備えておくことが重要になります。
万が一に備えて治療薬を準備しておくことも大切
新型コロナウイルス感染症のオミクロン株にも対応したワクチンの緊急使用申請が行われていますが、今の内から感染した時に備えて治療薬などを用意しておくことは重要です。
特に、日本でも重症化を避けるための解熱鎮痛薬のカロナールの出荷調整やロキソニンの出荷調整が始まっていることからこれらの治療薬をドラッグストアなどでも購入しておくようにするだけでも違ったりします。
ただし、ドラッグストアで購入できる治療薬は病院で処方されるものに比べて、成分の配合量が少なく安全性が高いものとなっているため、十分な効果に期待できない場合があります。
そうした時に役立つのが個人輸入のサービスです。
これは、海外から医薬品を輸入するのを助けてくれるサービスであり、処方箋が必要となる新型コロナウイルス感染症の治療薬を輸入したり、前述のカロナールやロキソニンについても病院で処方される強さのものを輸入することができるようになっています。

カロナールジェネリック
アセトアミノフェン配合のカロナールは熱や痛みを緩和する医薬品です。新型コロナの発熱においても病院で医師が処方しています。

ロキソニン
国内で幅広く処方されている消炎鎮痛剤で新型コロナの発熱に対しても処方されています。どなたでも安心してお使いいただけます。
新たなワクチンの登場によって新型コロナウイルス感染症の予防効果の向上が期待されています。ですが、今はまだ使用が開始されていないため、最悪の事態を避けるためにも個人輸入を利用して備えておくようにしてみてはいかがでしょうか。