オミクロン株対応ワクチンが承認され国内でも順次摂取開始

オミクロン株対応ワクチンが承認され国内でも順次摂取開始2022年の9月12日に行われた審議会で、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンが承認されました。
これによって、今後は新型コロナウイルスのワクチン接種に、オミクロン株対応ワクチンが使用されていくようになります。

こちらのページでは、今回承認されたオミクロン株対応ワクチンについて紹介していきます。

今回承認されたのはふたつのワクチン

12日に行われた審議会で承認された新型コロナのワクチンは、ファイザー社の「コミナティRTU筋注」とモデルナ社の「スパイクバックス筋注」の2種類です。
従来の新型コロナのワクチンと違い、これらのワクチンはオミクロン株に対しても効果を発揮するオミクロン株対応ワクチンとなっています。

そのため、このワクチンを接種することによって、より高い感染予防効果や、重症化の予防効果に期待することができるようになります。

効果の高さは?

オミクロン株対応ワクチンの臨床結果では、ファイザー社が行ったものではウイルスの働きを抑える中和抗体の数値が従来のワクチンを接種した時と比べて平均で1.56倍になっており、モデルナ社の臨床結果では、1.75倍という結果になっています。
これらのことから、従来のワクチンと比べてもより高い効果があるというのが中和抗体の数値からも見て取れます。

いつから摂取は開始されるのか?

オミクロン株対応のワクチンは今週中に配送が始まる計画が立てられており、配送されたワクチンが到着て摂取準備が完了した自治体から順次、摂取がはじまるということです。

またワクチンの接種は医療従事者や高齢者、基礎疾患のある方といったリスクの高い方から対象になる見込みで、順次、摂取対象の範囲は広がっていく見込みです。

また、各自治体によっても摂取対象に違いがある場合もあるため、自身が住む自治体ではいつから摂取が始まるのか?そして、自身が接種を受けられるのはいつからなのか?といったことは確認しておくようにしましょう。

3回目、4回目の接種がまだな時は

ワクチン接種は2回したけど、3回目以降はしていない。
そうした方も、オミクロン株対応ワクチンの承認がされたため、これを機に3回目、4回目の接種を受けて改めて新型コロナの感染予防対策を行ってみてはいかがでしょうか。

オミクロン株は重症化リスクが低いとされていますが、重症化しない可能性はゼロではありませんし、感染してしまえば後遺症のリスクも出てきてしまいます。
そのため、そうしたリスクを出来る限り排除できる、オミクロン株対応ワクチンを有効に活用していきましょう。